【12月散策】音羽山 清水寺

12月13日に第一回散策を行いました。今回の散策では、音羽山清水寺に訪れました。

歴史と改装

清水寺は778年に開創されました。その後、幾度となく火災に見舞われましたが、その都度再建されました。現在の多くの伽藍は1633年に再建されたものです。

今年(2020年)の12月3日に改修工事が終了し、散策当日には舞台の拝観も可能となっていました。

江戸時代にはこの舞台から飛び降りる「飛び降り願掛け」流行したそうです。飛び降りた後、無事ならば観音様の慈悲により願いが成就し、無事でなければ、補陀落浄土へ行くことができるというものでした。

境内

清水坂を上りきると、最初に仁王門、西門が見えます。
仁王門は清水寺の正門です。幅約10メートル、奥行き約5メートル、棟高約14メートルの再建当時の特徴を示す堂々たる楼門です。
西門は、極楽浄土に往生する入り口の門として信仰されており、浄土を観想する日想観の聖所です。

仁王門、西門をくぐり、しばらく進むと本堂を拝観できます。本堂の内部は、巨大な丸柱によって手前から外陣と内陣、内々陣の3つの空間に分かれています。一番奥の内々陣には御本尊が奉祀されており、最も神聖な場所です。ここでは千手観音菩薩がお祀りされています。正式には「十一面千手観音菩薩」といいます。この観音様は、十一の表情と四十二の手で大きな慈悲で表しており、人々を苦難から救うと言われています。

寄稿 機械工学二回生 陶山

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